クレジットカードの支払いができないとき
逃げても避けても解決の糸口は見つからない。たとえ期日までに支払いができなくても、失ってはならない大切なことは信頼関係。クレジットカードの支払いができなくなったときの対処方法について。
対処のパターン
クレジットカードの支払いができなったとき、実施することは主に下記の3つです。
- 毎月の支払金額を下げてみる。
- 支払い期日を延長する。
- クレジットカード会社へ相談をする。
支払いができなくなったら、即、取立てが怖いとか、自己破産などの債務整理とか、極端深刻に考えるのではなく、まず冷静にひとつひとつ対処していきましょう。
以下、もう少し詳しく書きます。
払えなくても信用は失わないこと
たとえお金が払えなかったとしても、信用を失う行為は絶対にしないということが重要です。支払期日が過ぎても支払わずにそのまま黙っていることは絶対にやってなりません。支払日から数日後にはクレジットカード会社から連絡が来ると思いますが、その時まで黙っていることも同じです。
支払可能か否か、またはお金を支払う意思があるか否かに関わらず、信用を失えば失うほど、大きな代償として自分自身に跳ね返ります。返済するお金が払えないことは支払い日以前に分かっているはずなので、支払い日以前にクレジットカード会社のホームページで所定の手続きをするか、またはクレジットカード会社へ電話連絡することです。
支払日まで1週間~10日以上ある場合
支払う金額を下げるには、例えば、一括払い(一回払い)を分割やリボ払いへ変更します。また月ごとの支払い金額を自由に設定できるサービスもあります。もちろん支払い回数が増えますので、その分利息が掛かりますが、支払えずに信用を失うよりもマシです。また支払い金額を変えずに支払日を後に延ばす方法としてボーナス一括払いなどがあります。
これらはすべて電話連絡でなくとも、クレジットカード会社のホームページで変更可能ですが、何らかの特別な事情がある場合は電話連絡をして支払いについて相談することをオススメします。
支払日まで1週間~当日の場合
クレジットカード会社や時期によって異なりますが、1週間前、5日前であってもクレジットカード会社のホームページで変更可能なケースがあります。ここではクレジットカード会社のホームページで変更できな場合、および何らかの特別な事情がある場合について書きます。
クレジットカード会社に事前連絡をすることに抵抗があるかもしれませんが、基本的にどんなクレジットカード会社でも支払日前の相談は親切に対応してくれるはずです。なぜなら、繰り返しになりますが、支払期日後に支払を催促されている話ではなく、支払う意思はあるが今月の期日に確定した金額の支払いができないことを相談しているので。ただ闇雲に電話をして、全く支払いの目処が立たないような話をしても仕方ありません。クレジットカード会社と電話で話す前に、「どのくらいの金額をいつまでに払うことが可能か?」ということぐらいは情報や予定を整理しておきましょう。
支払の目処が全く立たない場合
ケースバイケースですが、クレジットカード会社に正直に話すしかないでしょう。何か解決策を提示してくれるかもしれません。しかしながら逆に(常習的に支払いを滞らせているなら)全く解決の糸口が見つからない場合もあります。債務整理をご検討なら、弁護士や司法書士にもご相談することをオススメします。
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プロフィール
- 職場:金融、クレジットカード関係
- 職種:システムエンジニア