プライバシーマーク
個人情報保護に関する必須の認証制度であるプライバシーマークについて。認定の取得は容易なのか？最近はビジネスや金融に限らず、多くのウェブサイト上にＰ（プライバシー）マークを見かけるようになりましたね。
プライバシーマークの意味
プライバシーマークとは、企業・組織の社員や顧客などの個人情報を適切に管理していることに対して、一定の基準を満たしていることを、経済産業省の外郭団体である日本情報処理開発協会が認定し、プライバシーマークの使用を許諾する制度です。
プライバシーマークの認定により、クレジットカードなどの金融系の会社や業者に限らず、プライバシーマークを取得している企業は、認定許可を取得していない企業と比較して、個人情報保護と管理の面で信用できるという、ひとつの目安になります。またBtoCのみならず、BtoBにおいても、取引先業者に対して信頼性をアピールすることが可能です。
プライバシーマークの取得は容易か？
プライバシーマークの認証制度は1998年より始まりました。プライバシーマークの認証を取得しようとする事業者は個人情報の適切な取り扱いの仕組みを認定基準(JISQ15001)に則り、社内システムを構築することで、そのシステムを審査評価されます。
またプライバシーマークの認証制度の審査は現地を審査するチームと文書を審査するチームに分かれますが、その審査時には代表者、個人情報保護管理者、個人情報保護監査責任者の３名は個別面談のようなものがあり、少なくともJISQ15001について十分理解していないと審査通りにくい現実があります。
プライバシーマークの認証制度を取得するにあたり、安易に考えず会社一丸となって取り組む姿勢が、まず必要不可欠です。
このようにメリットだけに着目すれば、個人情報保護の管理、対応、社内の意識向上、社外へのアピールなどになりますが、認定前段階で申請に掛かる費用だけでなく、情報管理やメンテナンス作業にも時間が掛かるので、これらのデメリットを考慮して、会社としての位置づけとバランスを考えなければなりません。
日本情報処理開発協会（JIPDEC）って何？
日本情報処理開発協会（JIPDEC）とは、電子商取引の推進、情報化環境整備と情報の信頼性を促進するなどの活動を実施している財団法人です。個人保護法に伴う、プライバシーマークの認定も、日本情報処理開発協会が実施しています。なお、JIPDECは、Japan Information Processing Development Corporationの略語です。
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- 職場：金融、クレジットカード関係
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