インターチェンジフィ
インターチェンジフィとは手数料のこと。イシュア、アクワイアラ、オンアス取引と共に理解することをお勧めします。クレジットカード利用者の手数料ではないことに注意してください。
インターチェンジフィの意味
インターチェンジフィとは、イシュアがアクワイアラから受け取る、クレジットカードの手数料のことをいいます。国際ブランド(ブランドホルダ ※1参照)の場合は、アクワイアラと共に、イシュアからもインターチェンジフィが発生します。異なる国際ブランド同士でもインターチェンジフィが発生する場合があります。
インターチェンジフィはクレジットカード会社ごとの契約やシステムによって相違します。具体的な金額(及び数値やパーセンテージなど)を公表することは出来ませんが、主に以下の2つのケースが多いです。
- ひとつの処理(1トランザクションあたり ※2参照)で計算する場合
- 締め日ごとの売上金額、または請求金額に応じて発生する場合
ここで注意することは、1トランザクションがクレジットカードを利用した購入手続きとは限らない点です。例えば、商品やサービスをクレジットカードで購入した後に、お客様が、何らかの理由で購入をキャンセルした場合、2回のトランザクションが発生します。また購入済みの商品やサービスの金額が間違っていて、修正する場合も2回(途中にキャンセルを挟んだ場合は3回)のトランザクションが発生します。
このように同じクレジットカードによる同じ商品取引で複数回のトランザクションが生じることがありますが、先に書きましたとおり、クレジットカード会社ごとの契約やシステムによって相違しますので、実際のトランザクションが複数回でも、複数回ではなく、『特別な処理として1回』とカウントするケースもあります。
オンアス取引
オンアス取引とは、アクワイアラ(加盟店契約会社)とイシュア(クレジットカード発行会社)が同じ会社系列である場合のクレジットカード決済取引業務のことです。
アクワイアラとイシュアについて簡単に説明しますと、アクワイアラは、クレジットカードを使えるお店を統括している加盟店契約会社のことで、イシュアは、クレジットカードを発行している会社(クレジットカード発行会社)のことです。
イシュアとアクワイアラが同一の時はオンアス取引となるケースが多いので、業務形態によっては、オンアス取引と共にインターチェンジフィを理解しておいたほうが分かりやすいかもしれません。
補足:国際ブランド(ブランドホルダ)
国際ブランドは、VISA(ビザ)、MasterCard(マスターカード)、JCB(ジェーシービー)、American Express(アメックス)、Diners Club(ダイナーズクラブ)のことで、独自の海外ネットワークシステムと決算システムを持ち、海外で利用することが出来るクレジットカード、及びそのクレジットカードを発行している会社のことです。
詳細は、インターナショナルクレジットカードとブランドホルダを参照
補足:トランザクション
オンラインで結ばれている金融機関のコンピュータに入力される取引データや処理結果データ、入出金データなどのことをトランザクションといいます。
クレジットカード払い手数料とは違う
たまに勘違いされる方がいらっしゃいますので、補足しておきますね。インターチェンジフィはクレジットカードを利用することで発生しますが、クレジットカード利用者(クレジットカードを使って購入する側)に請求が来るものではありません。簡単に言いますと、クレジットカードを利用して販売している側に掛かる手数料です。
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- 職場:金融、クレジットカード関係
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